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ブラック企業ランキング 2013 ノミネート発表 投票開始『2012年は?』 [お役立ち情報]

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ブラック企業大賞2013のノミネート企業が発表された。
6月27日よりWeb投票も開始した。

今回のブラック企業大賞は第2回目。
昨年の2012年に第一回を開催。

ノミネート企業はこちら

1.ワタミフードサービス株式会社

『問題点:過労による神経疾患→自殺』

2008 年6 月に正社員が、月141 時間の残業を強いられ、
わずか入社2 カ月で精神疾患と過労自殺に追い込まれた。

労災認定されたあとも、同社は責任を認めるていない。

同社が全社員に配布している「理念集」という冊子には
「365 日24 時間死ぬまで働け」と書かれているという
(『週刊文春』2013 年6 月13 日号)。


2.株式会社クロスカンパニー

『問題点:過労死』

入社1年目の女性正社員(2009年10月死亡)が
極度の過労・ストレスにより死亡したとして労働災害として認定している。

勤務シフトは通常3~5人で組まれていたが、
相次いで3人退職した後も会社は人員を補充しなかった。

本社のある岡山での会議で
「売り上げがとれなければ給料も休みも与えない」
旨の指示があったことが記されている。

この女性は、働いても働いても売り上げ目標が達成できないので、
2009年9月には、売上額を上げるために
自分で計5万円以上も自社商品を購入していた。

彼女の2009年9月の時間外労働は、111時間以上。


3.株式会社ベネッセコーポレーション

『問題点:退職勧奨の場を設け、自主退社をしむけた』

2009年、人事を担当する人財部のなかに「人財部付」という部署を新設。

一切の業務を渡されず、受け入れてくれる部署をさがす「社内就職活動」
をしながら単純作業をするように命じられていた。

「再教育」は名ばかりで、単純作業をやらせることによって、
社内には仕事がなく、退職以外には方法がないと思い込ませる場として設置されていた。

2012年8月、東京地裁立川支部判決(中山典子裁判官)は、
人財部付が「実質的な退職勧奨の場となっていた疑いが強く、違法な制度」と判断し、
この部署への異動も「人事権の裁量の範囲を逸脱したもの」として「無効」を言い渡している。


4.株式会社サン・チャレンジ(ステーキのくいしんぼ)

『問題点:いじめ、過度の残業による自殺』

2010年11月8日午前1時ごろ、
「ステーキのくいしんぼ」渋谷センター街店の店長だった男性(当時24歳)が、
店舗が入居するビルの非常階段の踊り場で首吊り自殺した。

男性が亡くなる前8ヶ月間(4月1日から11月7日)の残業時間は
最も少ない月で162時間30分。最も多い月で、227時間30分に達していた。
休日はわずか2日のみであり、亡くなった当日まで連続90日勤務していた。

男性は名ばかりの「管理監督者」として扱われ、残業代、
ボーナスも支給されていなかった。

また、やはり渋谷労基署が事実として認定した内容によれば、
男性上司から「ひどい嫌がらせやいじめ、または暴行」を受けていた。
「業務の指導の範疇を超えた、人格否定または罵倒する発言」が執拗にあったほか、
「時には頭を殴るなどの暴行も行われていた」という。


5.株式会社 王将フードサービス(餃子の王将)

『問題点:過度の残業によりうつ病を発症』

京都府内の店舗で調理などの業務を担当していたが、
長時間労働のためにうつ病を発症し、11 年4 月から休職を余儀無くされている。

うつ病を発症する直前の6 ヶ月の時間外労働は平均して月に約135 時間だった。
男性のうつ病は、労災として認定されている。

餃子の王将では労働時間管理をコンピュータで行っており、
1 日10 時間を超える労働時間は入力できない仕組みになっている。
このように、組織的に残業代の不払いを行っていたことも明らかとなった。

過酷な新人研修についても度々報じられている。
逃げ場の無い合宿形式で行われる研修では、
「2 メートルでも瞬間移動」などの指導に始まり、
「王将五訓」の暗唱や王将体操などをさせられる。

一連の研修は、「人権」の考え方を「ペスト菌」のようなものだと主張する
染谷和巳氏の経営するアイウィルが請け負っており、
パワハラとみなされてもおかしくない状況が延々と続く。


6.西濃運輸株式会社

『問題点:過度の残業+サービス残業+退職拒否→自殺』

神奈川県内の支店で事務職をしていた23 歳の男性が、
2010 年12 月31 日にキャンプ場で硫化水素を発生させて自殺した。

「毎日12 時間以上働かせ、サービス残業を強要した」などと遺書に綴っていた。

男性は2007 年3 月に入社し、荷物管理やクレーム対応などを担当していたが、
タイムカードを実際の帰宅より早い時間に押させられて
恒常的にサービス残業を強制されてうつ病を発症。
亡くなった月の残業時間は98 時間だった。

一度ならず三度にまでわたり退職を拒否し、一年以上仕事に縛り続けた。

その後、労働基準監督署で彼の死は労働災害として認定されたが、
遺族に対する真摯な反省などもないため、
男性の両親は2012 年12 月8 日に同社に対して
慰謝料や時間外労働の未払い賃金など約8100万円の損害賠償を
求める裁判を横浜地裁に提訴している


7.株式会社東急ハンズ

『問題点:過度の残業→突然死(心臓発作)』

男性は、亡くなる直前の2 ヶ月間はバレンタイン商戦などの繁忙期で、
時間外労働は平均して月に約90 時間を数えた。

そして、2004 年3 月、帰宅後に「しんどい、もう限界や」と話した後、
心臓に異常をきたして就寝中に突然死した。

2013 年3 月13 日、神戸地裁で遺族が東急ハンズに対して
損害賠償を求めた訴訟の判決が下り、
東急ハンズは約7800 万円の支払いを命じられる。

長時間労働からくる睡眠不足で心身が不調をきたしていたことにくわえて
上司から怒鳴られるなどの精神的ストレスがあったことを指摘し、
男性の死を過労死と認めた。

また、「残業は指示していない」と主張する会社に対して、
「会社側が設定した残業制限時間では、こなせない仕事量になっていたのが実情。
カウントされない不払残業が構造的に行われていた」、
「会社は業務軽減などの対策をとらずに単に残業の規制をしただけ」だと評価し、
安全配慮義務違反を認めている。


8.国立大学法人東北大学

『問題点:過度の残業+劣悪な環境による作業→うつ病発症→突然死(心臓発作)』

2007年12月、東北大学薬学部助手の男性(当時24歳)が
「新しい駒を探して下さい」との遺書を遺し、研究室から投身自殺した。

同大大学院薬学研究科博士課程に在籍していた男性は07年6月、
「人手不足」との理由で指導教授から請われ退学し、助手に就任。

当初の話では学位取得のための研究を優先できるはずが、
実験機材の修理や実習指導に忙殺され、
自殺直前2ヶ月の時間外労働は104時間、97時間だった。

また07年10月からは指導教授の指示により、
生殖機能異常などの副作用がある抗がん剤の実験に従事。

排気も十分にできない環境で、ほぼ一人だけでの実験を強いられ、
友人達に「もう子どもはできない」と漏らしていたという。

このような環境にもかかわらず指導教授は、
「仕事が遅い。他の子を採用すれば良かった」などと男性を叱責。

自殺前にはうつ病を発症していたと見られている。

12年3月に宮城県労働局が「業務上の心理的負荷が強い」として過労自殺と認定。
12年12月には、遺族が大学側に安全配慮義務違反があったとして、
仙台地裁に約1億円の損害賠償を求める訴えを起こしている。

12年1月にも、工学部准教授の別の男性(当時48歳)が自殺している。
この准教授は、室温でリチウム高速イオン伝導を示す水素化物の開発に
世界で初めて成功するなど、学会で注目を集めていたが、
11年3月の東日本大震災で研究室が全壊。

再開を目指し、授業と並行して国内外に93日出張するなど奔走したものの、
ようやくメドがついた12年1月、大学側から「2年以内の研究室閉鎖」を
一方的に告げられた。心のバランスを崩した彼は、そのわずか半月後に自ら命を絶った。

男性の死後、遺族は労災を申請し、2012年10月に「過重労働の恣意的強制があった」と認定された。



◆2012年のノミネート企業と結果

・ノミネート企業
1. ワタミ(株)
『問題点:過度の残業→入社してわずか2ヵ月で自殺。』

2. (株)ウェザーニュース
『問題点:過度の残業+パワハラ→自殺。』

3. 「すき家」(株式会社 ゼンショー)
『問題点:本給の未払い、時間外割増賃金および紛失立替金の支払いを求めて起訴。』

4. 「SHOP99」(現ローソンストア100)(株式会社 九九プラス)
『問題点:残業代なしの過酷な長時間労働により健康を壊した。→起訴』

5. 株式会社 すかいらーく
『問題点:過度の残業+パワハラ→過労死。(2名)』

6. 株式会社フォーカスシステムズ
『問題点:過度の残業→うつ病発症→ウイスキーラッパ飲み→急性アルコール中毒死』

7. 有限会社陸援隊 および 株式会社ハーヴェスト・ホールディングス
『問題点:道路運送法で禁じられている長時間の運転など→居眠り運転→
     乗客7人が死亡、乗客乗員39人が重軽傷を負った
     「関越自動車道高速バス居眠り運転事故」(2012年4月29日)。』

8. 株式会社 丸八真綿
『問題点:退職勧奨→抵抗→従業員解雇のみが目的のダミー会社に転籍要諦
     →転籍も無効と主張。整理解雇後の未払い賃金・賞与の支払などを求めて会社を提訴した。 』


9. 株式会社 富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ (富士通SSL)
『問題点:過度の残業→うつ病発症→治療薬を過量服用して死亡』


10. 東京電力 株式会社
『問題点:2011年3月11日、東日本大震災の後に発生した福島第一原発事故
     →なんかもう色々』

・2012年の結果
大賞:東京電力
市民賞:ワタミ(総投票数の49.8%を獲得)
特別賞:ウェザーニューズ
ありえないで賞:ゼンショー
業界賞:SE業界(フォーカスシステムズ・富士通SSL)


私的に思うことは、
以前勤めていた会社もヤバいんじゃないかなと・・・。

普通に7、80時間の残業をしてる人とか、帰れないことなんかザラだったし。
パワハラとかもあったみたいだし、同僚に眼鏡割られたりね(笑)。

いまはどうか知らないけど、死ぬくらいなら辞めるわ。てか辞めたわ。

投票はこちらから(ブラック企業大賞)
http://blackcorpaward.blogspot.jp/


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